コーディング準備
1.トレースサポート実装
1)概要
FFTの計算結果をモニターしたいので実装する
デバッガのトレースサポート機能を使ってstdoutをデバッガのコンソールに接続してprintf関数等で状態を表示させる
UARTを使って外部ターミナルに表示させることもできるがST LINKだけで動作するので実装してみる
2)実装方法
(1)お手本
(2)手順
詳細はお手本に詳しく記載されているので概要のみ
・ mini ST-LINK V2 からSWO線を引き出しPB3に接続する
・STM32CubeMXでトレース設定する
・stdoutをリダイレクトしprintf関数等をコーディングする
・デバッガのコンソールを設定する
・デバッグ実行
2.補足解説
1)コード
最後のお手本のコードがシンプル
2) mini ST-LINK V2 改造
難関の引き出し線はんだ付け手順について補足
・ICピンピッチ0.5mmのためはんだ付けが難しい
・導線 導線径がピンピッチの半分程度の単線を使う
AWG30 ラッピングワイヤーとかUEW 0.26 ポリウレタン銅線とか
・導線端全周漏れなくはんだ上げする
ポリウレタン銅線の被覆除去はムラが出ないようにはんだごての温度は高め
・導線を基板に仮固定する
作業中に導線端がICピンから浮いたりズレたりしないように固定
・フラックスを塗る
・薄くハンダをのせたはんだごてを当てる
フラックスを塗っておけばブリッジしにくいので隣接するピンに当てても大丈夫
ブリッジした場合はこて先のハンダを除去しフラックスを塗り直して再度はんだごてを当てる
・アルコールで洗浄する
筆とか歯ブラシを使うとやりやすい
・ルーペではんだの状態を確認する
・導線を接着剤等で基板に固定する
続く